胸いっぱいの心に 優しい食事に出会える 小説|町田そのこ『宙ごはん』感想・評価

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どうも!筋ジス ブロガーの翔平坂やで~

まだまだ、残暑が厳しく、台風の季節で、
天気も心も優れない日々。
読書の秋を、ゆったりと堪能できる
インドア生活も悪くないよな。

涼しくなったら、別の秋を探そうかな。
それまで、読書を楽しむことに…

今回の記事は、料理が紡ぐ愛と優しさに
触れて、成長していく母娘の物語。

町田そのこ『宙ごはん』をご紹介!

読み進めるだけで、お腹が空いてしまう
飯テロな家族小説の感想を書いていく。

この小説をオススメする人は…

あったかい気持ちになりたい
心が疲れていて、食欲がない
女の子の成長物語が好きな人

この作品に対する 俺の独断と偏見での
評価は… ☆5 のうち、 ☆ 3.5 でした!

今回、紹介する小説を
読んだことのないあなた!
ぜひ、この機会に読んでみては
いかがでしょうか?

現在、Amazon kindle Unlimited で
読み放題なので、会員の方は
ぜひとも読んでみてくださいね。

また、この小説を読んだよ~という方は
コメントに感想など お待ちしております。

それでは 最後まで
お付き合いしていただけると幸いです。

あらすじ

宙には育ててくれている『ママ』と
産んでくれた『お母さん』がいる。

厳しいときもあるけれど
愛情いっぱいで 接してくれる
ママ・風海と、
イラストレーターとして活躍する、
大人らしくなさが
魅力的なお母さん・花野だ。

二人の母がいるのは
「さいこーにしあわせ」だった。

宙が 小学校に上がるとき、
夫の海外赴任に同行する
風海のもとを離れ、
花野と暮らし始める。

待っていたのは、ごはんも 作らず
子どもの世話もしない、
授業参観には 来ないのに
恋人とデートに行く
そんな母親との生活だった。

代わりに
手を差し伸べてくれたのは、
商店街のビストロで働く佐伯だ。

花野の中学時代の後輩の佐伯は、
毎日のごはんを用意してくれて、
話し相手にもなってくれた。

ある日、花野への不満を溜め、
堪えられなくなって
家を飛び出した宙に、
佐伯はとっておきの
パンケーキを作ってくれ、
レシピまで教えてくれた。

その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。

Amazon |『宙ごはん』町田そのこ|本|通販|より引用

感想・評価

この小説に対する 俺の独断と偏見での
評価は… ☆5 のうち、 ☆ 3.5 とする!

『宙ごはん』を読んで 強く思うのは、
人生の中には必ず、心に残る
大切なごはんがあるということ。

宙は 育ての母に愛されて、いい子に育ったが
ゆえに、生みの母との生活に戸惑う。

気付けば、理想の母親を求め、愛を探す
女の子の姿に グッと胸の奥が掴まれていた。

母親になれないと 自覚する花野も
愛を求めていて、どこか似た者同士の母娘。

ただ、愛し方が分からないだけで、
愛はある。そんな不器用さが憎めない。

花野は 自分だけでは 子どもを
育てられないと、料理人の佐伯に
宙の食事を頼っていた。

この優しすぎる男が、あったかい料理を
教えながら、宙に 愛を注ぐ姿は泣ける。

微妙な距離感だった友達と、大人の問題で
向き合い、宙は理想の母探しを止めた。

そこから、佐伯と宙は、花野に
振り回されながらも、傷ついて、
支えあって、3人で 幸せになっていく。

このまま、幸せに過ごすのかと、
優しい気持ちで読み進めて、まだ 3分の1。

そこから 人生は上手くはいかないよなと、
思わせてくれる展開が広がり、
再び、引き込まれた。

お互いに 別々の人生を歩み始める
佐伯と花野の姿に、宙は悩む。

やっと、手に入れた幸せを大人たちが
手放すのは、納得いかないよな。

彼氏の問題に触れる宙は、
佐伯に助けられる。

佐伯は別れの理由と宙への想いを語る。
ここでの2人の会話は、人と人生を
歩んでいくために大切なことを学ばされた。

育ての母、風海との再会によって、
知る2人の母の過去。
花野は長年、苦しんだ呪いから解放される。

花野と宙、母娘で料理を作って、
笑い合いながら食べる光景にジーンときた。

宙を 娘のように思う 佐伯の突然の死は、
読んでいる自分も衝撃を受けた。

佐伯を轢き殺した男の妻と子どもとの
出会い。こんなハード展開が
待っていたなんて…。

宙と花野は、佐伯から受け取ってきた
愛を返すように、佐伯の死で
傷ついた人たちを救おうとする。

宙だけじゃない、母娘の成長を見届ける
物語だったと思うと 心があったかくなった。

それにしても、料理の描写は読むだけで、
よだれが止まらなくて、困る小説だったな。

心は満足!グ~とお腹が空いちゃう優しい物語

『宙ごはん』

著者町田 そのこ
出版元小学館 (2022/5/27)
ジャンル家庭小説
ページ数単行本 369ページ

この小説は、二人の母をもつ女の子
「宙」が料理と出会い、
複雑な事情を抱える人たちと
触れ合いながら、食を通して 成長する物語。

読み進めるごとに、深い味わいが広がる。

「明日を生きるためのごはんは
美味しいばかりじゃない。
今日を乗りこえてゆくための
食卓を描きました。」
と著者が語る。

人生に優しく寄り添う食事は
自分と向き合う時間だった。

町田そのこは、10歳で
氷室冴子の小説『クララ白書』に
魅了され、小説家に憧れる。

いくつかの職を経て、専業主婦として
子育てしていたなかで、
氷室冴子の訃報を知り、28歳で再び、
小説家を志す。

2017年
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
でデビュー。

2016年『カメルーンの青い魚』で
「女による女のためのR-18文学賞」大賞。
2021年『52ヘルツのクジラたち』で
「本屋大賞」を受賞。

2022年『星を掬う』2023年『宙ごはん』と
3年連続で 本屋大賞にノミネートされる。

まとめ

胸いっぱいの心に 優しい食事に出会える
小説|町田そのこ『宙ごはん』感想・評価

ということで、料理が紡ぐ 愛と優しさに
触れて、成長していく母娘の物語。
読み進めるだけで、お腹が空いてしまう
飯テロな家族小説の感想を書いてきた。

今回の一冊は、ウルっと目頭が熱くなり、
食欲のよだれが溢れた『宙ごはん』。
3年連続、本屋大賞にノミネートされている
町田そのこさんの小説でした。

この作品に対する 俺の独断と偏見での
評価は… ☆5 のうち、 ☆ 3.5 でした!

愛で満たされることの難しさと
受け取った愛を誰かに返していく大切さ。

一方で、愛してあげたからと、見返りを
求めるモノではないと忘れてはいけない。

この記事を読んで、今回、紹介した作品に
興味を持っていただければ 幸いです。

今回、紹介した小説を
読んだことのないあなた!
ぜひ、この機会に読んでみては
いかがでしょうか?

現在、Amazon kindle Unlimited で
読み放題なので、会員の方は
ぜひとも読んでみてくださいね。

また、この小説を読んだよ~という方は、
感想などコメントをお待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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